「私がお迎えした蛸神さまとそのお言葉は、迷ったとき苦しくなったときに笑うことを、そして八本の足の示す八正道をひょいと目の前に示してくれます。笑ってしまうともう大丈夫です。悩み苦しみは何かがずれていて正しくないからから起きるので、その“ずれ”は蛸の目を通して――つまり笑うつもりになって見ると、どうにも滑稽なのです。悩み抜いても対応策は意外と思いつかず、笑ったときに――そしてガイドラインたる八正道を思い浮かべながら「さてどうしよう」と思考をめぐらすと――最終的にはなるようになるさと楽に思えます。この「なるようになる」決して無責任なことではなく、時系列なんて自分が気づいた順に過去現在未来が決まるのであって、そのようになっているものに気づいていく、行き止まりや落とし穴に気づけば、避けられるものなら避ける、受け入れねばならないものなら勇気を持って受け入れる、そういうことなのです。その基本に気づいたら、何だか迷わず悩まずになりました。結果、周囲の事象への対応能力が上がっています。思考や想念はあやふやで迷いの多いものですが、そこにひとつのアンカーが打ち込まれると突然しっかりと自立し、様々なことに“気づき”はじめます。そのアンカーとなりうるのが、私にとっては蛸神さまであり、それを届けていただけたのだな、と思っています。」